1974年10月にバンダイから発売された、TV版『日本沈没』に登場した主役級メカ「わだつみ号」と「ケルマディック号」のキットです。
マスコミシリーズNO.124／8757-350 「日本沈没 わだつみ号」 マスコミシリーズNO.125／8756-350 「日本沈没 ケルマディック号」
当時価格は共に。
非常に高性能なゼンマイを使用した駆動で地上走行でき、さらにそのゼンマイギアボックスを取り外して、水中モーターマブチS-1を取り付けるためのアタッチメントに着け換えられるという面白設計です（のちの「コメットファイヤー」「ギャラクシーランナー」にも受け継がれた気候です）。水に付けても剥がれない特殊なデカールが付属しています。
「日本沈没 わだつみ号」 は、スカイブルーと赤のパーツ構成ですが、これは同時期に発売されたマスコミシリーズNO.113「宇宙戦艦ヤマト」と同じ成形素材と思われます。
このキットを入手したのは、1978年ごろでした。同時にクラウンモデル製の「惑星大戦争・轟天号」を買った記憶があります。
2個同時に組み立て始めたら、なんか「わだつみ号」のイメージが違うので、日本沈没の劇場パンフなどの写真と見比べますと、全体に寸詰まりで、ゴンドラの形状も異なっていたことがわかり、資料を揃えてから改造しようと思って、そのままになっていました。
最近、TV版「日本沈没」全話をDVDで見返したところ、このキットはTV用に“わざわざ寸詰まりに作り起こされた新規ミニチュア”を元に、かなり正確に作られていたことがわかりました。TVの画面サイズを意識して左右幅を詰めたのでしょうか？ しかし、TV番組内では映画版のわだつみ号の映像もミックスして使われていたので、なんともよくわかりません。
実際のTV版では、日本海洋開発所属の「わだつみ号」の出番は少なく、メインのメカは、山本総理の諮問機関である「D計画本部」が、渡老人からの資金援助を元にフランスから買い付けた「ケルマディック号」の方です。
組み立て時は、綺麗なフォルム感を追及したかったので、段差の生じている部分にタミヤパテを盛っています。
パーツは全て揃っています。付属接着剤が、1つありません。
（2022年 6月 24日 23時 22分 追加）※同時出品中の「日本沈没」関連物です。あわせてご覧下さい。
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